ヨハン・パッフェルベル (Johann Pachelbel) 解説

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ヨハン・パッフェルベル

Johann Pachelbel

(1653 〜 1706) ドイツ

ドイツの作曲家兼オルガニスト。ニュルンベルク、アルトドルフ、レーゲンスブルクなどで学んだ後、 1673 年ウィーンのシュテファン大聖堂のオルガニストとなり、 78 年エルフルトのプフレーガー教会のオルガニスト時代にバッハの親族と交流します。
シュトゥットガルト、ゴータのオルガニストをへて、 95 年以来ニュルンベルク聖ゼーバルト教会のオルガニストとなります。その作品はオルガン曲とチェンバロ曲を中心に、ミサや晩課の音楽、モテットなどドイツ語とラテン語の宗教音楽に及びます。対位法的な書法に優れ、同時に和声的な美しさを備えた作風は、ブクステフーデのそれとともにバッハに多大な影響を与えました。
彼の作品としては、ヴァイオリンのための「3声のカノン」が特に有名です。同時出版された曲集に「前奏のための8つのコラール」、「アポロンのヘクサコード」などがあります。ドイツにおけるバッハ以前のもっとも優れた作曲家のひとりです。

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