ヤコブ・ルードウィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン=バートルディ (Jacob Ludwig Felix Mendelssohn-Bartholdy) 解説

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ヤコブ・ルードウィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン=バートルディ

Jacob Ludwig Felix Mendelssohn-Bartholdy

(1809 〜 1847) ドイツ

メンデルスゾーンは、ユダヤ系ドイツ人の裕福な銀行家の長男として生まれ、早くからピアノ奏者と作曲の両面で才能を発揮しました。
1829 年ジングアカデミーの演奏会で、 J.S. バッハの死後1度も演奏されなかった「マタイ受難曲」を指揮し、 19 世紀のバッハ再評価に大きな足跡を記しました。彼は多くの作曲家と違い豊かな財力に恵まれ、幸福な家庭生活を営み、その中で演奏と創作活動を展開することができました。
彼の作風は、古典的伝統に連なる均斉感ある形式とロマン主義の風潮に基づく素直な感情表現や絵画的表現とを調和させて、旋律法、リズム、管弦楽法も他に類をみないほど軽妙で輝かしいものとなっています。
ショパン、シューマン、リストと共にロマン派の中核的存在であるメンデルスゾーンは、「真夏の夜の夢」や「バイオリン協奏曲」、「スコットランド」、「イタリア」両交響曲、序曲「フィンガルの洞窟」、名歌曲「歌の翼に」、そして、「春の歌」や「ベニスの舟歌」などを含むピアノのための「無言歌集」その他でお馴染みの名曲を沢山生んだ貴公子作曲家です。

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