ウィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー (Wilhelm Richard Wagner) 解説

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ウィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー

Wilhelm Richard Wagner

(1813 〜 1883) ドイツ

1813年5月22日ライプチヒに生まれました。ウェーバーの「魔弾の射手」とベートーヴェンの 「第9交響曲」 を聴いて感動し作曲家となることを決意します。
1842年、ドイツのドレスデン宮廷歌劇場で自作のオペラ「リエンツィ」を初演し、大成功を収めます。この成功により宮廷楽長となったワーグナーは、ロマン的オペラ「タンホイザー」や「ローエングリン」を完成させますが、 1849年にドレスデン蜂起に荷担して逮捕状を発せられ、スイスに亡命を余儀なくされます。
このスイス亡命時代に総合芸術論「オペラとドラマ」と「ニーベルングの指輪」四部作を書きあげ、ロマン的オペラから楽劇への決定的一歩を踏み出しました。亡命時代を経て、1860年からはヨーロッパを演奏旅行します。このときリストの娘で指揮者ビューローの妻コジマと恋愛関係になります。
経済的困窮は極まるばかりでしたが、 64年バイエルン国王ルートヴィヒ2世の強力な援助を受け、作曲に没頭します。 70年にはコジマと正式に結婚し、その後自作上演のためのバイロイト祝祭劇場を建て、念願の「ニーベルングの指輪」四部作などを上演していきました。
その後「パルジファル」 を完成してバイロイトで初演しますが、翌年83年2月13日、ヴェネツィアにおいて心臓発作に襲われ息を引き取りました。
ワーグナーの芸術は、作品の規模の大きさばかりでなく、土台となっている知識の広さによっても特徴づけられます。彼は自分で舞台作品の台本を書きましたが、そこでは一般にいわれるゲルマン神話ばかりでなく、ギリシア神話をはじめとして、シェークスピア劇などありとあらゆる世界文学が下敷きとなっています。
そうした台本がそのまま作曲上の試みとして音楽に移し変えられているところに彼の作品の特徴があるといえます。

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