パリ音楽院で J.F アレヴィらに学び、 1839 年にカンカータ「フェルナンド」 でローマ大賞を受賞し、3年間ローマに留学します。パレストリーナを研究し、この体験が宗教作品としてのレクイエムやミサ曲などを生み出しました。 その後、ドイツ音楽を研究する一方、オペラ、合唱曲などを精力的に作曲し、とくに 1859 年に初演されたオペラ「ファウスト」はグノーの名を不朽のものとしました。ほかにオペラ「ロメオとジュリエット」が知られています。彼の音楽は、構成面に力不足はあるものの、洗練味や旋律の比類ない美しさの点できわだっています。 |