ヨハン・セバスチャン・バッハ (Johann Sebastian Bach) 解説

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ヨハン・セバスチャン・バッハ

Johann Sebastian Bach

(1685 〜 1750) ドイツ

バッハ家は 16 世紀以来主として中部ドイツ、テューリンゲン地方で活躍した音楽家一族でした。彼の作品には、バロック音楽全体の総合がみられます。
彼はパッフェルベルやブクステフーデからドイツ対位法を受け継ぎ、ドイツ宮廷に浸透していたイタリアやフランスの音楽を吸収、同化し、それらを融合して独自の様式をうち立てました。
論理的に展開された形式と緻密に織り出される音の響きは堅固な構築性を誇っています。これは彼の卓越した作曲技法によってこそ成し遂げられたものですが、それのみならず、音楽の表出内容にも他を圧倒する豊かさをもっていました。彼は敬虔なルター主義者として信仰をもち、深い宗教性は普遍的な人間性へと高められ、音楽表現を広げています。しかし、バッハは生存中その価値を十分に評価されず、死後も一般には忘れ去られ、彼を復活させたのはロマン派の世代でした。
バッハは音楽史上、バロックと古典派という2つの時代の交点に立ち、バロック時代は彼とともに最後の頂点に達し、彼の息子たちとともに音楽史は古典派へ通じる新しい流れに入ります。

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